こちらではエックスサーバーのサイトヘルスの警告で「古いデータベースサーバー」と表示された場合の対処法をご紹介しています。
エックスサーバーに登録しているサイトのダッシュボードのサイトヘルスを確認したところ、「古いデータベースサーバー」という表示がありました。
Xサーバーで古いデータベースサーバーと表示される原因
原因は
- 古いサーバー番号(sv1~sv16000.xserver.jp)
- MySQLのバージョンが古い(MySQLの最新バージョンは8.4)
データベースサーバーは数年に一度バージョンが上がります。
旧バージョンのまま使い続けることは以下のようなデメリットがあります。
- セキュリティの脆弱性
- 処理速度の遅延
- サポートの終了
以上の危険性が考えられるので、早めの対策が必要ですね。
サーバー番号が古い場合は、「新サーバー簡単移行」で最新に更新可能。
MySQLのバージョンが古い場合は「MySQL移行ツール」で最新に更新できます。
私のサイトは、サーバー番号が古かったのが原因でしたので、新サーバー簡単移行を実行しました。
Xサーバーは無料でハイスペックの新サーバーに移行できるのでありがたいですね
Xサーバーの新サーバー簡単移行とは
以前ロリポップサーバーのサイトでも「古いデータベースサーバー」と表示されていたのですがロリポップでの対策は面倒そうでした。そこでサーバーが複数あるエックスサーバーの一つにロリポップから移行しました。
今回、「古いデータベースサーバー」と表示されたのは、ロリポップから移行したXサーバーとは異なります。
新サーバー簡単移行を実行する前にやっておくこと
- データベースのバックアップ
- 不要なドメインを削除
- PHPのバージョンアップ
私の場合は、不要なドメインを削除せずに移行を実行したので、
Xサーバー側から「使用してないドメインの削除」を求められました。
ドメインの更新をせず捨てたサイトのワードプレスが何件か残っていました。
不要なドメインを削除するため、サーバーパネルにログインしwordpress簡単インストールで不要ドメインの一つをクリック。
ところが!
「簡単インストール」機能から追加されたWordPressはありません。」と表示されました。
さらにXサーバーに問合わせたところ、WordPress簡単インストールではなくWordPress簡単移行にて
インストールしたドメインでした。
不要なドメインを削除するにあたって必要なドメインまで削除すると大変なのと、複数あるXサーバーを整理したかったので古いデーターベースサーバーと表記されたサーバーから稼働中のブログをシン・レンタルサーバーに移行することにしました。
ところが、新サーバー簡単移行ツールでコピー申請をしていたため、シン・レンタルサーバーへの移行途中で「DNSが異なる」という警告出てスムーズにいかなかったです(´;ω;`)
新サーバー簡単移行と他のサーバーへのサイト移行は同時にやらないほうがいいですね。
不要なドメインの削除ができてないから、新サーバーへの移行ができてないと思い込んでましたが、Xサーバーに問い合わせたところ移行済みでMySQLもちゃんと切り替わっていました。
不要ドメインが残っていた場合、移行ができなにのではなく、移行に時間がかかるだけでした。
新サーバーへ移行されたためサイトヘルスの「古いデータベースサーバー」の警告も消えていました。
新サーバー簡単移行ツールを実行する際の注意点
・最新サーバー環境で非対応のPHPバージョンが選択されている場合
・独自SSLの発行申請中の場合
「・独自IPアドレスあり」の独自SSL設定が存在する場合
・サーバー利用期限が1ヶ月以内の場合
・その他、移行作業で引き継ぐことができない設定情報が存在する場合
(引用:Xサーバー公式)
PHPバージョンは7.4以上、Mysqlバージョンは8.0以上あるいはMariaDBバージョン10.5以上。
Xサーバーの新サーバー簡単移行のやり方
やり方は「データコピー」「確認」「移行」の3ステップ。
Xサーバーでは3ステップで簡単に更新できるのですが、実行する前に確認しておく点があります。
新サーバー簡単移行の実行前に確認しておくこと
別のサーバー機にコピーするため、移行前に確認しておくことは下記の点。
- コピー途中でも移行元のサーバーにはアクセスできる
- 大量コピーを実行するのでアクセスの少ない時間に実行する
- 移行中に投稿した記事や更新、コメントなどは反映されない
移行中も元サーバーにアクセスできるのは助かりますが、念のため実行はアクセス数の少ない夜中の2~3時ごろがおすすめです。
移行中に投稿した記事や更新は移行先のサーバーには反映されないので、自分で追加することが必要です。
新サーバー簡単移行の3ステップ
新サーバー移行はたびたび行うことがない作業ですが、ステップ通りにやればとても簡単です。
XseverのXseverアカウントにログイン(サーバーパネルではない)
左メニューから新サーバー簡単移行をクリック
移行可能のサーバー番号を確認。(移行可能と表示されてることが必須)
データコピーの申請をクリック
「データー申請を受理しました」でOKをクリック
移行完了までXサーバーをログアウト
以前はメールに通知が来てたそうですが、最近は通知が来ないそうですので、自分で確認しましょう。
Xサーバーアカウントにログイン。
「移行先サーバーへの切り替えが未完了のサーバーアカウントがあります。」の表示を確認し【実行画面へ】をクリック。
「サーバー切り替え」をクリック。
「DNSレコードの更新について、メール、サーバープログラム・データベースに関する説明」は気にしなくてOK。
「サーバー切り替えが完了しました!】の表示を確認して完了。
まとめ
サイトヘルスで「古いデータベースサーバー」の警告が出た場合、早めの対応が必要です。
データベースがMySQLの5.7や古いヴバージョンのままだと、」セキュリテイが甘くなったり不具合が発生する可能性があるため、必ず新しいバージョンのサーバーへの移行が必要です。
最新バージョンのサーバーに更新すれば警告は表示されなくなります。
移行中に大事なことは「サイトの更新が発生させない」ということ。
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